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PISA(国際学習調査)2018結果!日本の15才は読解力が低下

2019年12月3日、2018年のPISA(国際学習到達度調査)の結果が発表されました。

PISA(ピザ)とは…

  • 世界79か国・地域が参加する国際学習到達度調査
  • 2000年から3年ごとに実施
  • 15歳3か月~16歳2か月の、学校に通う生徒が対象(日本では高1)
  • これまで身につけてきた知識や技能を、実生活のさまざまな場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る
  • 昨年2018年は、6~8月に、無作為に抽出された全国の国公私立高(183校)の1年生6100人が受けた

 

PISA(ピザ)の内容は…

  1. 読解力
  2. 数学的リテラシー
  3. 科学的リテラシー
  4. あわせて、生徒質問紙、学校質問紙による調査を実施
  • 満点はなく、難易度によって設問の特典が調整される
  • 全体の平均が500点、3分の2が400~600点になる設定
  • 学習の意欲やインターネットの利用などに関する質問調査もしている
内容 日本の順位の推移(2000年→03年→06年→09年→12年→15年→18年)
読解力 8位→14位→15位→8位→4位→8位→15位
数学的リテラシー 1位→6位→10位→9位→7位→5位→6位
科学的リテラシー 2位→2位→6位→5位→4位→2位→5位

今回発表された2018年調査では、日本は「読解力」が大幅ダウンと報道されています。

 

 

 

PISA2018 日本の読解力低下の原因は?

PISA2018 日本の読解力低下の原因はスマホの普及?

日本の読解力低下、伸び悩んだ問題はどんなもの?

  • 全体の約3割を占める「自由記述型問題」
  • 自分の考えを他者に伝わるよう、根拠を示して説明する問題
  • インターネットのサイトから必要な情報を探し出す、ネット社会を反映した問題

以上の問題で、日本の高校1年生はOECD(経済協力開発機構)の平均を下回ったようです。

NHKニュースのサイトより、問題の一例を見ることができます。

モアイ像で知られるイースター島をテーマとした大学教授のブログと、本の書評、さらに、科学雑誌の記事の3つの異なる文章を読み比べてもらい、島から大木が消滅した原因について、資料から根拠を挙げて記述するよう求めています。

正答例は以下のとおりです。

(学説を支持したもの)
▼人々がモアイ像を動かすために大きな木を切り倒した。
▼ネズミが木の種を食べたため、新しい木が育たなかった。

(いずれの学説も選ばず)
▼実際に大木に何が起こったかについては、さらに研究を進めなければならない。

このように、どの学説を選ぶかは自由ですが、なぜそれを選んだのか、根拠を示しながら自分の考えをまとめる力が問われています。

NHKニュースより引用

ちっぷ
ちっぷ
単に小説を読めばつく「読解力」ではなく、グラフや資料から読み取り、自分の意見をまとめる力が要求されるのですね!


 

その点が、公立中高一貫校での適性検査によく似ていますね。

日本の読解力低下の原因はスマホの普及?

読解力低下の原因として挙げられているもの

  • スマートフォンやSNSの普及で、コミュニケーションが短文中心になっている
  • 答えのない課題に対処する「課題解決型能力」を養う指導が学校でできていない

これに対する文科省の対策は…

  1. 課題解決型能力を育むため、教科横断的な言語活動の充実を図る
  2. 国語では多様な文章を読ませ、話し合ったりまとめたりする授業を強化
ちっぷ
ちっぷ
一方で、教育現場の小学校では、先生たちが英語・プログラミングの学習準備などに手いっぱい。読解力をつけるための取り組みは、していけるのでしょうか…?


 

ちっぷ
ちっぷ
子供の読解力の低下について書かれた、2019年ビジネス書大賞受賞作です!

PISA2018、気になる他の国のランキングは?

PISAで気になるのが、他の国のランキングですね!

PISA2018 他の国のランキングは?(79か国・地域)

 

科学リテラシー

  1. 北京・上海・江蘇
  2. シンガポール
  3. マカオ
  4. エストニア
  5. 日本
  6. フィンランド
  7. 韓国
  8. カナダ
  9. 香港
  10. 台湾

数学リテラシー

  1. 北京・上海・江蘇
  2. シンガポール
  3. マカオ
  4. 香港
  5. 台湾
  6. 日本
  7. 韓国
  8. エストニア
  9. オランダ
  10. ポーランド

読解力

  1. 北京・上海・江蘇
  2. シンガポール
  3. マカオ
  4. 香港
  5. エストニア
  6. カナダ
  7. フィンランド
  8. アイルランド
  9. 韓国
  10. ポーランド
  11. スウェーデン
  12. ニュージーランド
  13. アメリカ
  14. イギリス
  15. 日本

2018年実施のPISA(国際学力調査)についてまとめました。

PISAの読解力は、単に小説を読むことで鍛えられるタイプ のものではなく、公立中高一貫校受検で実施される「適性検査」に近いものを感じます。

公立中高一貫を目指している我が家には他人事でないニュース。

図やグラフから読み取り、意見する力、意識していきたいものです。


 

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