2020年3月13日放送のTBS系「金スマ」は、人気クイズ番組「東大王」とのコラボ特集でした。
本日20時からの『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演しております。中居さん率いる金スマチームと東大王セットで対戦しています! #金スマ #東大王https://t.co/8DMWARcp35
— 鶴崎 修功 (@Tsurusaki_H) March 13, 2020
そこで明かされたのが、4人の東大生たちの育った家庭環境・子供時代の習慣です!
と思いますよね。
ところが
知能は後天的要素が大きい
と、心理学者・IQ開発者のアルフレッド・ビネーが述べています。
東大王の育ち方を参考にすれば、我が子も賢い人になれる可能性は大ですね!
この記事では、「金スマ×東大王コラボSP」番組で紹介された東大王の育ち方をすべてまとめました!
東大王4人の家庭環境に共通していたのは…
- 子供の好きなことを好きなようにやらせる
- 子供がやりたいと思ったことには親も全力で付き合う
その他、たくさんの目から鱗の子育て法、勉強法が盛りだくさんです。
順番にご紹介していきますね。
東大王の育ち方①幼少期の家庭環境
2020年3月現在の東大王メンバーは4人。
水上颯さん
- 開成高校出身
- 東大理Ⅲ
- 両親、祖父は開業医
- 高校時代は高校生クイズなどで優勝
- 豊富な知識量と、それを使いこなす頭の回転が武器
鈴木光さん
- 筑波大附属中高出身
- 東大文Ⅰ
- 高2の時に書いた英語の論文がスタンフォード大で認められた
- 英語力がすごいスーパー才女
鶴崎修功さん(ひさのり)
- 鳥取の公立校から東大に進学
- 父は理学博士で大学教授、母はオペラ歌手
- 3才で数独をはじめ、小学生で算数オリンピック、中学生では数学オリンピックに挑戦
- 天才的な計算力を持つ
林輝幸さん
- 富山の片山学園から姉弟そろって東大文学部に進学
- 勤勉で強いクイズ愛を持つ
- 年号暗記が強い武器
この4人の皆さんの子供時代や、現在までの勉強法をまとめていきます。
東大王4人の両親に共通する教育方針は?
東大王4人の育った家庭に共通していた二つの方針が、
- 子供の好きなことを好きなようにやらせる
- 子供がやりたいと思ったことには親も全力で付き合う
でした。
①子供の好きなことを好きなようにやらせる
- 「勉強しろ」と言われることはほぼなかった
- 小さな頃は虫捕りやボール遊び
- 「これはダメ」と禁止されることはなかった
- 興味のあるものに触れさせてくれた
- ずっと5色の丸だけを描いていて、周囲の人に心配されても、親は「これでいいんだよ」と言っていた
②子供がやりたいと思ったことには親も全力で付き合う
- 「カブトムシが欲しい」→ペットショップではなく、親子で夜の森で虫捕りをする
- 「魚の浮き袋ってどんなものかな?」→魚を買ってきて、まな板の上で親子で解剖
- 親の意思を押し付けるのではなく、子供の興味があることをサポートする
- 子供の興味に対して、準備・提案をする
買って済ませる・本で見るだけでなく、実際の経験を大事にする
この番組にも解説としてVTR出演されていた、東京大学名誉教授の石浦先生によると
- 言われて覚えることと、自分で経験して覚えることとでは頭の入り方が違う
- 【探求学習】(興味関心を持ち自調自考する)をすることで理科に興味を持ち、研究者を志す子は多い
とのことです!
そもそも、子供が興味を示さないときは?
子供が興味を持つように仕向けるためには…
- 興味を持ってほしいものをさりげなく、意図的に身の回りに置いておく
- 両親自身も知的好奇心を持って勉強をする
開成高校から東大理Ⅲへ進学した水上さんの自宅にあったのが、ケネックスという知育玩具。
世界中で愛されている、創造力をかきたてる組み立ておもちゃですね。
こちらのケネックス、幼少期の水上さんは大好きでいつも遊んでいたそうなのですが、ご両親にねだって買ってもらったわけではないそうです。
- 興味を持ってもらいたいものは、子供の手の届くところに置いておく
- 想像力をかきたて、自分で発展させて物事を作り上げることができるものを置く
水上さんのご両親は、思考力・記憶力を高めることができ、想像力をかきたてるおもちゃとしてケネックスを選ばれました。
また、鶴崎さんのエピソードとして、オペラ歌手のお母様のお話がありました。
鶴崎さんのお母様は、歌のために家でドイツ語や英語を積極的に学んでいらっしゃったそうです。
その知的好奇心のあるご両親の姿を見て育った鶴崎さんは、自然と、新しいことを知ること・学ぶことに前向きな子供になったとのこと。
親が知的好奇心旺盛で、前向きに学ぶ姿を見せること
天才児を育てているといえばテレビ朝日「博士ちゃん」に出演する博士ちゃんのパパママも負けてません!

東大王の育ち方②子供の頃の習慣は?
【東大王の育ち方】、続いては、東大王の皆さんの「習慣」を見ていきますね。
東大王の子供の頃の習慣は?
- 親子でよくしりとりをしていた
- 毎日2冊、学校の図書室で本を借りて読んでいた
- 積極的に手を挙げて発言していた
しりとりで語彙力アップ・世間のことを知る
親子でよくしりとりをしていたのは、鶴崎さん。
しりとりは「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」のベネッセもおすすめしていて、
- 語彙力の発達
- 知育を促す
など、幼児期にいいということです。
いろんなしりとりや、語彙力アップの遊び方はこちらの記事でも紹介しています!

鶴崎さんのお父様がよく仕掛けてきたのは、鶴崎さんが連続で「る」から始まる言葉を答えなければいけない【る攻め】!
いつも【る攻め】でしりとりに負けてしまう鶴崎さんは、悔しくて電子辞書の広辞苑で「るから始まる言葉」を調べまくったそうです!
このお父様の作戦は非常によいらしく、上述の東大名誉教授・石浦先生も
- 広辞苑を調べることで脳の発育が良くなる
- しりとりをすることで世間のこと・言葉をたくさん覚えることができる
とおっしゃっていました。
毎日2冊、図書室の本を読んで現在までに約11,000冊読破
豊富な知識量を誇る水上さんは、小中学生の時、毎日学校の図書室で2冊本を借りて読んでいたそうです。
小中学校の蔵書をすべて制覇して、今までに読んだ本はざっと計算して約11,000冊!
積み上げると、東京タワーの展望台の高さになります!
本の選び方は…
興味のない分野の本も読む!
毎日2冊借りていると、だんだん読む本がなくなり、料理のレシピ本などあまり興味のない分野の本を読むこともよくあったそうです。
しかし、この時の雑多な読書のおかげで豊富な知識が頭に入り、現在のクイズでとても役に立っているのだとか。
水上さんのご両親は…
- ブックオフで一気に100冊くらい本を買って家に置いておく
- 興味を示した分野の本はいつでも手の届くところに置いておく
という工夫をしていました。
積極的に手を挙げて発言していた
日本語のみならず、英語でも人前で話すことを全く苦にしないのは鈴木光さん。
鈴木さんは、小学生の頃から、授業中は積極的に「はい!はい!」と挙手をする子供だったそうです。
積極的に手を挙げて発表することで
- 語彙力がアップ
- わかりやすく説明しようと工夫することで言語能力がつく
- 発言することで、自分自身の意見が整理できる
- 違っていれば、周りからフィードバックをもらえて理解が進む
数検1級に史上最年少9才で合格した少年の幼少期についてはこちらの記事でまとめています!

東大王の育ち方③成績を上げるための習慣とは?
【東大王の育ち方】、続いては成績を上げるための習慣をまとめます!
- 予習と復習では、予習を重視
- ノートの取り方は【黒板のレイアウトそのまま】【誤字脱字もそのまま】
- 覚えづらいことは物語にして覚える
予習と復習では、予習を重視する
東大王4人ともに共通していたのが、復習よりも予習を重視するということでした!
その理由は…
- 予習=先取り。他の人より先に進むことで優越感が生まれ余裕ができる。復習は、他の人に追いついて並ぶ作業に過ぎない
- 予習で理解している分、学校の宿題はパパっと済んで、その分自分の好きなことができる
水上さんの予習の方法は、
- 教科書は配られたら最初の授業までにすべて読んでしまう
- 何度も同じことを学ぶので、スパイラル学習になり、結果的に授業が復習になる
- 習ってないことを自主学習するのは難しいので、変に自己流で覚えようとはせず、先生が理論的に教えてくれる内容を学ぶ
- 宿題は出された時点で学校でしてしまう
この方法で小中学生時代は山梨県で一番だったそうです。
黒板のノートの取り方は【板書のレイアウトそのまま】
ノートの取り方は、成績に差が出る大きなポイント!
これらの「東大生のノート」シリーズは累計53万部の大ヒット!
東大王の鈴木さんと鶴崎さんが実践していたノートの取り方が紹介されました。
- ノートは黒板の板書のレイアウト通りに書き写す
- 先生の誤字も消さずそのまま訂正だけ、文の切れ目もそのまま書き写す
- 先生のギャグや世間話も覚えておく
これらにはすべて理由があるとのこと…!
板書のレイアウトをそのまま書き写す
- 改行や、文字の大きさも同じように書き写すことによって、授業内容がより頭に入る
- 授業内容を感覚で覚えることができる
先生の誤字も消さず訂正だけ
- 授業の流れから意識をよそにやらない
- 文の切れ目も同じように書き写すことで、先生が書いた矢印の流れなどもそのまま書き写せる
先生のギャグや世間話も覚える
- ギャグや世間話と関連付けてより印象に残して覚える
- 授業の雰囲気を記憶にとどめることができる
覚えづらいことは物語にして覚える
この方法を使っていたのは、わずか数か月の準備期間で最難関の開成高校に合格した水上さん。
化学なら、元素を人に見立てて覚える。
「Naはナトリウムくん。カッカしやすい性格なので、水を入れるとジュワっと水素を出す」
歴史なら、織田信長の死のシーンを想像して、頭の中のシアターで上映する。
集中して勉強するための習慣は
- 自分の部屋だと気が散って、寝たりするのでリビングで勉強する
- 人の目がある図書館やスタバで勉強する
- タイマーをかけて、残り時間を可視化して集中して勉強する
東大王の育ち方・英語が堪能な鈴木さんの幼少期の英語学習法は…
日本育ちでも、小2で英検2級に合格した鈴木光さん。
幼少期からの英語のふれあいについても紹介されていました。
最初は英語のアニメと絵本から
実は双子の鈴木さんは、お母様の子守の道具の一つとして、小さなころから英語アニメのDVDをよく観ていたそう。
そして、英語の絵本もよく読み聞かせしてもらったんだとか。
鈴木さんが初めて喋った単語は「ball」「up」「down」 だったそうです!
インターから公立小学校へ転入
5才から6才の2年間は、すべての会話が英語で行われるインターナショナルスクールへ通った鈴木さん。
日本人は鈴木さん姉妹だけで、あとはアメリカ人、韓国人、インド人など、国際色豊かな環境で育ちました。
しかし、その後公立小学校へ転入し、英語からは遠ざかることになります。
そこで、鈴木さんのお母様が英語とのつながりを保つためにしたことが
- ホームステイ客の受け入れ
これのおかげで、鈴木さんは英語力を保つことができたそうです。
- 勉強としてではなく、世界中の人と仲良くなるためのツールとして学んだ
- 英語によって広がる未来を提示された
→それらが英語を学ぶ原動力になった
東大王特集、いかがだったでしょうか?
東大王の皆さんのご両親がされていたのは、お金のかからないことばかりでしたよね…。
明日からと言わず、今日からすぐマネできる東大王の育ち方、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
教育の専門家の方たちが教えてくれる「子供時代にしたほうが良い経験・習慣」については、こちらの記事で紹介しています!
