「頭のいい子を育てたい!」
それが日々知育に力を入れるパパママの願いです。
知育に欠かせないもののひとつが「絵本の読み聞かせ」!
そんな毎日の読み聞かせに便利なのが、たくさんの短いお話がたくさん収録されている大型読み聞かせ絵本ですね。
右を向いても左を向いても、頭のよくなりそうな知育絵本ばかり!!
大型読み聞かせ絵本の特徴
- タイトルに「頭のいい子を育てる~」「賢い子になる~」がついている
- 365話・366話など、1年間毎日1話ずつ読める構成
- その季節にぴったりの話が読めるように、読む話が日付指定されている本もある
- 物語本・科学の知識本などジャンルはさまざま
それぞれの特色が知りたくて、いろいろ調べてみました。
各社の大型知育絵本の特色を、冠言葉とともにご紹介いたします。
皆さんのおうちにぴったりの読み聞かせ本がみつかるはず!
Contents
「頭のいい子を育てる」大型読み聞かせ絵本!書店でよくみかける3冊
「頭のいい子を育てる」「賢い子になる」などの冠言葉に注目しながら、比較してみてください。
①主婦の友社「頭のいい子を育てる」シリーズ
出版社:主婦の友社
出版年:2011年11月
価格:2,484円
ページ数:416ページ
帯の推薦者:脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子さん「想像力を伸ばし、脳を育む。幼児の宝となる1冊」 。
子どもは、おはなしが大好きです。それは、どんなおはなしの中にも人生があり、世界があるということを理屈抜きで知っているから。子どもは、世界を知りたがっているのです。
人と人とのふれあい、喜怒哀楽の情、動物や自然とのかかわり、生きていく知恵、さまざまな国、さまざまなくらし、先人の歩んだ道、人智を超えた不思議な力……。おはなしは世界をことばにかえて子どもの心にイメージを映しだします。
おはなしをきいて育つ子どもはたくさんのことば、たくさんのイメージを記憶の中にとどめます。たくさんのことば、たくさんのイメージは心の世界を豊かに築き豊かに生き抜く力の源となるのです。
収録されているお話は…(一例)
- 『日本の昔話』…サルカニ合戦、おむすびころりん、ツルの恩返し
- 『日本の名作』…ごんぎつね、走れメロス、注文の多い料理店
- 『世界の昔話』…パンドラの箱、スーホーと白馬、大きなかぶ
- 『世界の童話』…ブレーメンの音楽隊、ラプンツェル
- 『世界の名作』…トム・ソーヤの冒険、オズの魔法使い、赤毛のアン
- 『伝記』…野口英世、エジソン、ナイチンゲール
- 『落語』…じゅげむじゅげむ、まんじゅう怖い
- 『日本の詩』…雨ニモマケズ(宮沢賢二)、わるくち(谷川俊太郎)
オーソドックスな日本と世界の昔話に始まり、宮沢賢治の童話や詩、小学校低学年向けの海外の名作、また偉人の伝記や笑える落語などが収録されています。
1ページにひとつの物語が掲載されていて、文字はかなり小さいですが、漢字にすべてルビがあるので、ひらがなが読める子なら一人読みもできます。
冠言葉は「頭のいい子を育てる」。
「頭のいい子」とひとくちに言っても、いろんな「頭のよさ」がありますが、
このシリーズで育つ「頭のよさ」とは、
- 本当に頭のいい子とは、ただ「お勉強ができる子」ということでなく、
自分の力で考え、努力できる子のこと(久保田カヨ子さんの言葉より) - 豊かな想像力・イメージ力
- おはなしから学ぶ、世界・人々のふれあい・生きる知恵・不思議な力など
- 集中力・国語力を伸ばし、豊かな感性をはぐくむ
このシリーズには「おはなし」以外にもたくさんあり、
が特に人気!
機械の構造や、植物や動物の生態、人体などに触れられています。
②PHP研究所「考える力を育てる」シリーズ
出版社:PHP研究所
出版年:2012年8月
価格:2,484円
ページ数:448ページ
帯の推薦者:陰山英男さん「幅広いジャンルのお話が、子どもの興味を引き出し、能力を伸ばします。」
こちらの本は、日本・世界の昔話・名作、落語、伝記に加えて、神話、古典、故事成語、行事や科学の疑問、発明の話など、物語以外も充実しているのが特徴です。
冠言葉は、「考える力を育てる」。
- 定番の物語・歴史の名場面・科学の「なぜ?」など、知的好奇心や想像力を育てるお話
- 1日1話、1~2ページで完結、3分で読める
- すべてのお話の最後に「おはなしクイズ」がついていて、聞く力を高め、理解度の確認ができる
- 「豆知識」「おはなしクイズ」で親子の会話が進む
- お話の舞台や、童謡・唱歌の楽譜などお話の世界を広げる特集ページが充実
- すべての漢字にふりがながふってあるので、成長に合わせて一人読みもできる
③ナツメ社「好奇心をそだて考えるのが好きになる」
出版社:ナツメ社
出版年:2012年10月
価格:2,484円
ページ数:488ページ
帯の推薦者:宇宙飛行士 毛利衛さん「科学にときめく気持ち、幼いころの感動は、かけがえのない経験となるはずです。」
子どもの身近な疑問に答える科学のお話を365日分集めました。お話の内容は、宇宙・自然・生きもの・からだ・食べもの・道具と機械など、興味が広がる10ジャンル。オールカラーの豪華本で、すべてのお話に楽しいイラストや図解を満載。子どもがひとりでも読めるよう、わかりやすく説明してあります。
↑このリンクから、すべての掲載内容のもくじが見られます。
こちらの本は、上記2冊とは違って、テーマを「科学」にしぼった一冊です。
子供の好奇心を広げる10のジャンルの科学のお話が載っています。
- 宇宙のふしぎ
- 自然と地球のふしぎ
- 生きもののふしぎ
- からだのふしぎ
- 食べものと飲みもののふしぎ
- 道具と機械のふしぎ
- くらしのふしぎ
- やってみよう!実験と観察
- 科学者の伝記
- 科学のよみもの
日本科学未来館監修です。
月のみちかけ表や手作りアニメなどの、子供が喜ぶ付録もあります。
冠言葉は「好奇心をそだて考えるのが好きになる」。
- 科学に特化
- イラストや図解がたくさんなので、理科が苦手な子にもとっつきやすい
- 実際におうちでできる実験や観察も載っている
- 内容によっては幼児には難しいため、小学校入学が目安
このナツメ社のシリーズにはほかの冠言葉もあって、
「子どものやる気を引き出し、頭のいい子が育つ 生きる力を楽しく育てる」
「心ときめく」
なんて、印象的な冠言葉もありますね。
「頭のいい子を育てる」大型読み聞かせ絵本!他にもあるよ
④小学館「心やさしく賢い子に育つ」シリーズ
出版社:小学館
出版年:2017年2月
価格:2,484円
ページ数:415ページ
内容は、
- むかし話/物語/神話(国内外の民話や名作、伝説)
- 行事(由来など)
- 人物(国内外の偉人)
- ちしき(自然やからだ、社会など)
- 伝統(古典文学、落語、能ほか)
- ふしぎ(自然科学、生き物など)
- 詩・歌(きせつや行事ごとに)
こちらの本の特徴は、幼児知育で大人気の図鑑「プレNEOシリーズ」の内容を読み聞かせ用にアレンジしたものが掲載されているということ。
プレNEOシリーズは↓こちらですね。
また、他社のものと同様に、日本・世界の昔話、童話や神話、詩歌、伝記、自然科学系のお話などの掲載のほかに、
新学習指導要領で強化傾向にある「日本の伝統・古典」が多く掲載されています!
冠言葉は「心やさしく賢い子に育つ」。
- 日本・世界の昔話や詩歌などで「やさしい心」を育てる
- 伝記・自然科学系の読み物で「賢さ」を伸ばす
- 大人気シリーズ「プレNEO」を元にした読み物がある
- 新学習指導要領で強化される「日本の伝統・古典」に力を入れている
- 世界四大陸の話が掲載されているので、各地域の話をまんべんなく読める
⑤宝島社「脳の専門家が選んだ「賢い子」を育てる」シリーズ
出版社:宝島社
出版年:2018年7月
価格:1,998円
ページ数:415ページ
帯:瀧靖之博士(東北大学加齢医学研究所教授・医学博士)
16万人の脳画像を見てきた
脳医学者が太鼓判!好奇心を伸ばす!
日本&世界の名作・伝記・神話など
1日3分の読み聞かせで
将来の学力が上がる!16万人の脳画像を見てきた瀧靖之教授が監修する、「賢い子」を育てるための、幼児向けの読み聞かせものがたり集です。日本や世界の名作・昔話から、偉人の伝記や神話・伝説など、教養のベースになる100のものがたりを収録。親子でコミュニケーションを楽しみながら、幅広いジャンルの物語に触れることで、興味の幅を広げ、子どもの好奇心を引き出します。全話に、さらに興味を広げるための実践アドバイス付き。贈り物としても最適。
この本は、今まで紹介した中では最も収録話数が少ない100話。
そのぶん、価格が他よりもお求めやすくなっています。
監修の瀧靖之教授は、これまでに16万人の脳画像を見てきた脳科学の博士。
日本・世界の昔話や童話、伝記、神話が幅広く掲載されています。
冠言葉は、「脳の専門家が選んだ「賢い子」を育てる」です。
- 監修は脳科学の教授
- 収録数は100話
- ほかに比べて価格が安い
- 全話に、興味を広げるための親へのアドバイス付き!
同じシリーズには、こちらの本もあります。
⑥誠文堂新光社「○○好きな子に育つたのしいお話」シリーズ
このシリーズはたくさんあるのですが、代表で理科をご紹介します。
出版社:誠文堂新光社
出版年:2015年
価格:2,484円
ページ数:391ページ
子どものよくある「なぜ?」「どうして」はもちろん、最新科学が見つけたとっておきの小話まで幅広く収録。
わかりやすいだけでなく、正しい知識も身につきます。お話ごとに、家族で楽しめる体験アイディアを掲載! 子どもとあそぶヒントが満載です
理科が好きな子どもの多くは、日頃の遊びや家族のお出かけを通じて好奇心を刺激するさまざまな経験を積んでいます。
本書では、1日1話のお話だけでなく、その話に関連した体験型のコラムを掲載。
90年前の創刊時から、手や体を動かして「体得」することの重要性を伝えてきた月刊誌『子供の科学』ならではのアイディアで
「さわってみよう」「やってみよう」「見てみよう」などお話ごとに家族で楽しめる体験テーマを提案しています。
「理科」に特化した読み聞かせ絵本です。
監修は日本動物学会や日本魚類学会など39の学会が所属する「自然史学会連合」の研究者によるもの。
「子供の科学」のように、体験型の提案がたくさんされている本です。
読んだあと、週末にはおうちで実験も楽しめますね。
冠言葉は、「理科好きな子に育つ」です。
- 子供向け科学雑誌「子供の科学」の出版社の本
- 実験や観察など、実際に体験できる提案がたくさん掲載
- 監修が「自然史学会連合」
- 身近な「なぜ?」から、最新科学の話題まで網羅
シリーズはこちらです。算数が人気があるようです!
以上、書店で気になるタイトルの大型読み聞かせ絵本のご紹介でした。
その季節に合わせた話題や昔話を指定してくれているので、自然と季節や暮らしの知識がついていくのもよい点ですね!
知的好奇心をくすぐる図鑑「博学王」を詳しく紹介しているのは「博学王!林修先生推薦のビジュアル図鑑!知的好奇心を刺激する内容」です!
